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第九話 〜街〜 


「「「ここが・・・街・・・」」」

6時間歩いた後、街に着た俺達3人は、口をそろえてそう言った。

(街っつーか城だろ城)

門のくぐって見えたそこには、街の奥に

普通の建物の3倍の高さはあるであろう城がでかでかと立っていた。

「はい、これがこの国で一番大きな街“ルウェード”です。」

俺たち3人が手続きを済ませて門を通った先には、

見たことの無いような馬鹿でかい城だった。

「ねぇねぇ、ルナ、あの城何?」

涼子が興奮を抑え切れないようにそうルナに聞いた。

その横では、今まで見たことの無いような幸せそうな顔で、辺りをきょろきょろ見回している、孔児がいた。

(田舎もん丸出し・・・)

「あの城はこの国の王族が暮らしている城です。」

俺がそんなことを考えている間にルナがそう言った。

「で、今からどこ行くんだ?」

興奮して辺りを見回している2人を抑えながら俺はそう言った。

「そうですねぇ、じゃあ受付の人に4枚地図もらいましたし一人づつ自由行動しましょうか。」

「そうだな、そうしよう。」

そう言って俺は、涼子と孔児の手に地図を掴ませて二人の首元を掴んでいた右手を離した。

刹那、俺の視線から2人の姿は消えていた。

(何であいつらあんなに元気なんだよ・・・)

「じゃあ俺も行くわ。」

と振り返ったが、ルナももういなくなっていた。

「はぁー、じゃあ俺もいくか。」

何も無い空間に向かってため息をこぼしながら、俺はとぼとぼと歩いていった。

         第二章完



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